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港区を歩く 白金高輪①

■港区の街紹介 港区を歩く■

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白金高輪駅①

白金タワー
■発展する交通網
白金高輪駅は、東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線が乗り入れる2000年に開業した比較的新しい駅である。それまでこの周辺は隣駅の麻布十番などと共に「陸の孤島」とも呼ばれていた。その為、住民の移動手段のメインはバスであった。鉄道開業後の今でもバス路線の充実ぶりに当時の名残を見ることができる。鉄道に話を戻すと、白金高輪駅は都内でも非常に珍しい東京メトロと都営地下鉄の共同使用駅であり、同じホームに南北線と三田線が向かい合って停車する構造のため改札を通る事もなくすぐに乗り換えができる利便性がある。また、白金高輪駅を日常的に利用するもう一つのメリットとして始発電車が多いことがあげられる。これらの要素が重なり、いまや白金高輪は便利な交通と閑静な住環境を併せ持つ街となった。

白金タワー

■ランドマーク「白金アエルシティ」
白金高輪駅はその名の通り、白金一丁目と高輪一丁目の間に跨る駅である。白金側の4番出口を上がると、そこにはこの街の再開発の象徴である「白金アエルシティ」がそびえたつ。「白金アエルシティ」は高層オフィス棟、高層タワーマンション「白金1丁目の白金タワー」、商業ゾーン、児童遊園などが一つとなった複合施設。低層住宅や町工場がほとんどだった街の景色を一変させ、白金高輪のランドマークとなった。それ以降、白金高輪駅の賃貸物件の開発が進み、人口も一気に増えてきた。商業ゾーンの白金プラザにはスーパーのクイーンズ伊勢丹やカフェ、飲食店、ドラッグストア、クリニック、その他各種専門店がおよそ30店集まっており、生活する上で非常に便利である。

白金タワー

■穏やかな空気が流れる街
「白金アエルシティ」から足を伸ばし住宅街を歩いてみる。街全体に穏やかな空気が流れ、子供達の遊ぶ声が聞こえる。綺麗に着飾ったかわいい犬の散歩風景をいたるところで目にする。街のコミュニティの強さを感じた。都心に居ながら時間がゆっくりと流れ、平和な気持ちになった。白金は高台側と坂の下では街の雰囲気は違う。昔ながらの凛とした邸宅街といった趣の高台側に対し、このあたりの街並みは閑静でありながらも家族が安心して住むことのできる下町の面影を残す街だった。少し先に行けば「四の橋商店街」という庶民的な地元商店主体の商店街もある。

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