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港区を歩く 白金高輪②

■港区の街紹介 港区を歩く■

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白金高輪駅②

シティタワー高輪

■高輪コミュニティぷらざと旧高松宮邸

今度は白金とは逆の高輪側を歩いてみよう。白金高輪駅の高輪側の出口は1番出口と2番出口がある。1番出口は港区役所の高輪支所、区民センター、図書館等が併設された「高輪コミュニティプラザ」に直結している。この出口で興味深いのは、エレベーターで一気に5階まで上がれば坂を登ることなく高台の地上に簡単に出れる点である。利用者の利便性と高輪の地形が良く考慮され、しかも公共施設と駅の出口がくっついてるのだから住民にとっては最高の環境ではないだろうか。1番出口を出て散歩をするとしばらく閑静な住宅街が続くが、徐々に深い緑に包まれる。この一帯に広がるのは、かつて存在した皇族の「高松宮家」の宮邸である。高輪という地が、歴史ある良好な住宅地である事を象徴するような緑豊かなお屋敷だった。

高輪ザ・レジデンス

■魚籃坂下交差点

ひとまず坂を下り、駅前に戻ると魚籃坂下交差点に到着する。この付近でよく目にする「魚籃坂」は坂の途中にある「魚籃寺」からこの名がついたと言われており古くから地元住民に定着した歴史ある坂のようだ。坂の下には魚らん商店街という小さな商店街やスーパーがある。「魚籃坂」が現在の白金高輪駅の駅名候補の一つであったそうで驚いた。

高輪ザ・レジデンス

■洋館と2つのタワー

白金と高輪の間を縦断する「桜田通り」を南方向へ歩く。しばらくすると現れるのが「清正公前交差点」。有名な武将、加藤清正にゆかりのあるこちらもまた歴史を感じさせる地名である。清正公前交差点から目黒通りへ折れると白金台、目黒方面。どちらへ進むか迷ったが、直進し高輪台、五反田方面へ歩を進める。程なくして、右手に洒落た洋館群が姿を現した。この建物は日本最古のキリスト教主義学校といわれる「明治学院大学」。美しい洋館に目を奪われていると、通りを挟んで向かい側に近代的なタワーが2つ並んでいるのが目に飛び込んできた。この2つのタワーは高級分譲マンションの「高輪1丁目のシティタワー高輪」と「高輪ザ・レジデンス」港区有数の高級タワーマンションであり、周囲の環境も相まってその人気は衰えを知らない。「自分もいつかはこんなマンションに住みたい。」そんな想いを頭に巡らせながらの楽しい散歩であった。

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